金魚3匹が泳いでいる水槽を3種類のパターンで被験者に観察してもらう。 |
ぼーっと水槽を観察してもらう。 | 水槽を見て、金魚の口パク (砂利を突っつく) 回数をカウントしてもらう。 |
水槽を見て、金魚の口パク (砂利を突っつく) 回数をカウントしてもらい、 その回数を報告してもらう。 |
それぞれのパターンでfNIRS 脳計測装置を使って被験者の脳がどういった変化をしているのかを測定した。 |
FNIRSとは・・・ | ||||||
近赤外光を用いて頭皮上から非侵襲的に脳機能マッピングする、「光機能画像法」の原理を応用した装置のことである。近赤外線(波長:800nm
付近)は頭皮・頭蓋骨を容易に透過して頭蓋内に広がってゆく。その反射光 10-30mm 離れた頭皮上の点で計測すると、脳活動の様子が、ヘモグロビン(Hb)の増減や酸素交換情報に伴う指標で計測できる。 |
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※1)画像提供:株式会社島津製作所 |
目的を持って水槽を見ることで、脳内のヘモグロビン量が増加していることが明らかになった(赤色が強くなった)。脳が活性している状態になっている。特に後ろの脳(後頭葉)が活性しており、この部分は視覚情報を認識するために重要な役割を持っている。 |
データ提供:岩手大学 工学部応用化学・生命工学科 一ノ瀬 充行 教授 |
後頭葉が活性しているということは目から見た情報の色、形、明るさ、動き、模様などをいろいろな面から分析していることを表し、脳機能が活発になっているといえる。
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