マイクロバイオーム

サンゴや魚の体表には粘膜があり、この粘膜に共生関係にあるのがマイクロバイオームです。

マイクロバイオームは膨大な種類と量の微生物が存在しています。このバランスが崩れたり
減少するとサンゴは 有害な菌などに侵されやすくなります。ヒトのマイクロバイオーム研究は
盛んに行われています。 腸内細菌叢が栄養供給、免疫系や代謝系の調節をになうなどの
研究結果も発表されているようです。
水槽の閉鎖環境に置かれたサンゴのマイクロバイオームを安定させるために開発されたのが
VIB Xです。
本製品を添加することでサンゴの体表に直接働きかけます。
体内に取り込まれたVIB Xはサンゴの代謝を高め、免疫・抵抗力などの改善やダメージの
回復も期待できます。

使用方法

スキマーで取り除かれたり、殺菌灯やオゾナイザーで死滅しないように4 時間程度OFFに
すると効果的です。 (スキマーはOFFにせずパワーを下げてもOK)
 

・初めての使用

海水100リットルに対して10gのVIB Xを使用します。
容器（ペットボトル等）を用意してください。
10g VIB X を500ml の飼育水（VIB Xが20gの場合でも海水は500mlで問題ありません。
もっと少なくても結構です。）によく混ぜ合わせて下さい。
溶かした溶液を水流のある場所に入れて下さい(パウダーサンゴ砂のような残留物は水槽に入らないように) ペットボトルにもう一度飼育水を注いで下さい。
溶け残っているVIB Xとよく振って、先程と同様に残留物以外を水槽に入れて下さい。
1.2回これを行って溶け残った残留物は捨てて下さい。(ペットボトルの溶液の白濁したものがVIB Xのプロバイオティクス菌で、溶け残りはプロバイオティクスを培養していた培地です)

※FAUNAMARIN社の外国語の説明には4回に分けて添加と記載がありますが、溶け残りを少しでも減らす為に記載されている内容で、時間を分けたり4分割して添加するという意味ではありません。
　

・使用開始から2回目以降

海水100リットルに対して2g のVIB X を使用します。
（溶解・添加方法は初回と同じです。使用量が異なります）

 

溶解1日目	溶解2日目	溶解3日目
3日目で透明度がかなり強いのでこの様な感じに毎度なる場合は 3回目の溶解と添加は不要と考えてよい。 （3回目でも濁りが感じられたら添加して下さい）